2009年9月26日土曜日

鬼怒川温泉峡を下る予定だったのですが...

木県鬼怒川温泉に行かれたことがありますか?川沿いの渓谷に温泉宿が林立する関東の名湯の一つです。鬼怒川はどちらかというと川幅が広く、瀬が大きい堂々たる印象がありますが、上流の鬼怒川温泉まで行くと大きな石が並び、ドンドンと落ち込むクリークです。

以前へたっぴカヤッカーさん、柿の種仙人さんがカエルアドベンチャーのツアーでこの区間を下っており、ずっと狙っていた区間でした。今回もカエルアドベンチャーさんがツアーを企画、早速申し込んで当日を楽しみにしていました。僕の頭の中の当日は日曜日27日。しかしツアーは26日でした。日曜日だと思っていたのですが、土曜日でした。アレー。

集合時間直前に胸騒ぎを覚えて確認したところ、やはり本日とのこと。あらま。大変。悔しいです。トホホ。凄く楽しみにしていたのに。カエルアドベンチャーさんのツアーの中では一番難度の高いツアーで、このツアーよりレベルの高いツアーはアレンジしないと聞いていました。うーーーん、残念。ということで次は埼玉県荒川水系の浦山川(三峰口より上流)に出撃か?!

2009年9月6日日曜日

渇水の福島県摺上川のクリークでロックンロールしたぞ

島県の県庁所在地、福島市内にはこんな川があるんです。福島飯坂ICから僅か15分でこの川相です。渓谷には堂々たる板状節理があり、圧倒されます。摺上川はダムが出来る前は福島県内の大先輩が下っていた川だそうですが、ダムが出来てからこの川を開拓したのは福島カヌー教会の元やんです。今回は元やんの導きにより、摺上川アッパー、ローアーの全部下りをしました。

動画は核心部などの厳しい場面を撮影してませんので、川のグレードの判断にはあまり役にたたないかもしれません。


【渇水期】福島県摺上川 from Acton on Vimeo.

土曜日に大川を下ったへたっぴカヤッカーとActonは芦ノ牧温泉を後に一路福島市内の西北に位置する穴原温泉に向かいました。今回は民宿ではなく、上げ膳据え膳付きの豪華旅館に泊まり、大名川下りをしようという企画でしたので、じゃらんで調べ上げて評価の高い旅館に泊まることにしました。

最近の旅館は色々なパッケージがありますが、大人二人のリーズナブルなプランは何と言っても「カップル限定二人の週末プラン」。そうです、彼と彼女のラブラブプランです。しかし、こんなプランにオヤジ二人が申し込んでいいのでしょうか?認められたとしても、薔薇族、サブと思われたらやだな。「男同士のただの友達です」と事前に予防線を張るべきなのでしょうか。「お客さん、そういう言い回しが怪しいですね」なんて思われないかな。といろいろ考えましたが、とりあえず行っちゃいました。

無事チェックインして、フロントでは二人がデキているとは思われなかったと都合よく解釈しましたが、後にそれは誤りだと判明しました。食事が終わり風呂から帰って部屋を開けると、布団は以下のようにピッタリくっつけて敷かれていました。あれ、そんな気はいよ、まじっスか?やはり、我々はデキていると思われたのでしょうか。











嬉し恥ずかしの布団は、もちろん以下のように離して敷き直しました。











旅館の部屋は内風呂付きで12畳、川沿いのベランダ付きです。食事は品数豊富でボリュームがありますが、温泉宿としては上出来だと思います。彩りとをよく考えた盛りつに板さんの繊細な心づかいを感じました。特筆すべき点は仲居さんが若くて、気さくで、心配りが素晴らしかったことでしょうか。旅館の食事は総合点ですので、仲居さんの気配りが高得点で全体としては満足度高し。










摺上川は滝野発電所から堰堤までがアッパー区間、堰堤より穴原発電所の間がローアー区間となります。アッパーは滝野発電所の小さなプールを超えるといきなり核心部が待ち受けています。落差のある100メートル程のスパイシーな4段の瀬が続きます。この瀬でやられてしまうと、ブラインドの多い摺上川では思いっきり腰が引けてしまうとのこと。まずは最初の瀬をクリーンクリアすることが重要なようです。核心部はこの他に二つあったはずですが、よく覚えていません。アッパーは印象としてはブラインドは多いものの、渇水期でも気持ちよく下れた印象が残っています。難度は山梨県桂川並みでしょうか。但し川相は桂川とは全く異なり、落差のある岩場をくぐりぬけるプチクリークです。

以下のリバーマップはFCKソラさんが一般公開している力作です。

より大きな地図で 摺上川 を表示

今回は艇を降りてスカウティングせず、細かくエディーを取りながら降下しました。当日は夏の平常水位だったようですが、もう少し水量があれば迫力は倍増すると思います。我々は30分程度で堰堤まで下りきりましたが、通常は艇を降りて丁寧にスカウティングすると、ここまでで2時間弱の時間がかかるそうです。
















途中の堰堤から穴原発電所までの区間、ローアーはアッパーよりもさらに難度が上がります。通常はアッパーだけの降下のようですが、今回は元やんの案内でローアーも一気に下ります。とはいえ元やんもローアーは3回程しか下っておらず、ルートをよく覚えていないようです。結局本当にやばそうな箇所は降りてスカウティングしましたが、それ以外は細かくエディーをとって降下しました。
















この区間はへタッぴカヤッカーさんと僕の見立てでは那珂川上流那須地区よりもレベルは上、桧枝岐ミドルより下です。那珂川上流よりも岩の数が遥かに多く、落差のある瀬です。那珂川のイカの瀬クラスの厄介な瀬が全部で15個-20個ぐらいあり、途中30-40mの高さがある板状節理で囲まれたゴルジュがあるゴージャスな渓相です。






















今回は水位が少なく、パワーもありませんでしたので、ルートが限定されていてかなりトリッキーなコースでした。プチラップあり、沈あり、脱ありとまあ、一筋縄ではいきませんでした。当日の水位では操艇技術が磨かれるテクニカルなコースですしたが、もう少し水量と瀬のパワーがあれば全く様子が違ってきて相当楽しめそうな瀬です。春先か増水時がやはりベストだと思われます。


高さのある板状節理には圧倒されます。















へやっぴカヤッカーさんもご満悦でした。















ゴルジュもなかなかの雰囲気です。
















途中ログが入っていたので撤去。














水が少なく、パワーがないので随分苦労しました。














テイクアウト付近。川から上がるルートがわからず、随分苦労しました。

今回は夏場の平常水位ということでしたが、ストレスなく下れる限界水位だったと思います。この水位でもアッパーはスタックせずに下れます。ローアーは堰堤で取水されるようで、水量が減ります。もともと難度は低くない区間ですので、ローアーの岩場を下るのはかなり難しかったです。増水時は相当楽しめそうな川そうでしたので、ぜひ再訪したいと思います。

さよなら夏の日:夏の終わりに福島県大川をリバーラン

月5,6日は福島県へ遠征合宿です。とにかく新しいゲレンデに行きたかったので、当初はプチクリークで知る人ぞ知る鶴沼川と福島カヌー教会(協会ではなく、教会だそうです。教会の活動はミサと呼ぶようです。)の元やんが開拓したクリーク、摺上川を下る予定でした。鶴沼川の方は残念ながら水量が足らず断念。今回は大川、摺上川を下ることになりました。


















4日金曜日の夜に桧枝岐川を一緒に漕行したWoodsご夫妻からメールを頂戴しました。土曜日は以前丹波川でご一緒させていただいたTさんご夫妻、Hご夫妻、Sさんがと大川に向われるとの事。こちらはオジサン二人組みなので、賑やかにこしたことはないということで結局ご一緒させて頂きました。



大川はカヤッカーにはメジャーな川ですし、特にログとして残すようなことは残念ながらありませんでした。和気藹々とのんびり下った夏の思い出だけが残りました。



















Woodsさんご一行様はこの後現地に宿泊し、翌日は付近のどちらかの川に出撃されるとの事でした。ご一緒させていただいた皆さん、オヤジ二人を受け入れてくれてありがとうございました。またよろしくお願いします。



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2009年9月1日火曜日

週末はいよいよ福島県摺上川へ遠征

っと下ってみたかった川の一つです。毎回沈脱祭りが繰り広げられるとの噂がある、なかなか手強い川だそうです。摺上川は阿武隈水系の一級河川で、かの飯坂温泉を流れる渓流です。既に知り合いが何人か下っていますが、ドロップとホールが散在していて、恐ろしげなシーブもあり、ブラインドになった長い瀬がある川と聞いています。漕行区間は長くはないものの、stop and goになるので、降下には時間がかかる川。春先の増水時期はかなりヤバイ。これだけの説明だと桧枝岐川を即座に思い浮かべてしまいますが、いずれにせよアドレナリンレベルの高い、ピリ辛の川相のようです。色々な情報を整理すると、山梨県桂川福島県桧枝岐川ミドル区間の中間レベルの難度ではないかと解釈しております。難易度情報については実際下ってみてから別途レポートします。

今回は5日土曜日は大川を下り、その夜は福島県穴原温泉の豪華(?)旅館に宿泊、翌日6日は摺上川に出撃という、一度は経験したかった上げ膳据え膳の豪華(?)大名川下り。宿よし、水量よし、メンバーよしで期待は高まります。

因みに摺上川はGoogleで「摺上川 カヤック」で検索すると結構ヒットします。福島県、宮城県では比較的ポピュラーなプチクリークのようです。ブログで摺上川の記事を書いているのは殆ど知り合いばかりでした。